金融
住宅ローンは借りるな?
いつもありがとうございます。今日も雪が降り、大変寒くて大変ですが、いかがお過ごしですか?
昨今の低金利時代を背景に多くの方々が、銀行にお金を預けているだけでは全く資産が増えない、ということに頭を悩ませていると思います。
そんな時代背景から、「お金は銀行に預けるな」、という勝間和代さんが書かれた本がベストセラーになっています。
勝間さんは、本職は経済評論家(兼公認会計士)で、これまでの、経営コンサルタント、トレーダー、証券アナリストなどの経験を生かして、2007年からフリーの経済評論家として独立していらっしゃる大変優秀な方です。
要は、「貯蓄から投資へ」という大きな変化の中で、資産運用はきちんとした金融リテラシーが必要で、勉強しなくてはいけないということを訴えている内容です。
「明日からFXで1000万円稼ぐ!」、「中国株で大儲け!」等々の全く意味の無い本で溢れている中、大変分かりやすく、かつ丁寧に資産運用のポイントをまとめられており、今後資産をどのように扱えば良いのかな? と思っている方にとっては最高の入門書だと思います。
特に印象に残った内容として、住宅ローンは借りるな!という内容がありました。
住宅ローンは、銀行にとっての稼ぎ頭であり、個人の我々にとっては一般的に一生涯の中でも最も大きい負債です。特に元利金等払いという方式で支払う上では、元本を返済する前に金利払いが先になり、リクルートの創業者の江副さんも「不動産は値下がりする」という著書で、バブルの頃買ったゲストハウスのローンは20年間利子を払い続け、21年目から元本返済だったと書いていました。
こうしたバブル時代の背景には、土地の価格が上昇していくという大前提があり、高い金利を払ったとしても、資産としての住宅価格が高騰していったため、高い金利を払っても十分に資産価値の上昇による差益で成り立っていたということがありました。
このことは、現在起こっているいわゆるサブプライムローン(アメリカにおける低所得者向けの住宅ローン)の問題と同じで、あるきっかけで住宅の価格が下落した際に住宅資産としての担保価値が下がり、借換えを行う際に今まで通りにローンが組めなくなったり、金利が高くなって支払えなくなり破綻する人が増えたということに繋がります。
つまり、住宅ローンを組むときは土地の価格が上がる時のタイミングなら成り立つが、土地の価格は必ずいつか下がるということを知らないと大きなリスクを背負いかねません。
じゃあ、住宅は購入せずに賃貸がいいのか?という観点ですが、上記のような金利や固定資産税、年月が経つほど資産価値が時系列に下がっていくことを考えると賃貸の方が良いケースは多々あると思います。特に、社宅扱いにし、所得から賃貸料を先に天引きし、課税所得を下げ所得税を減らすということもできます。
但し、もう既にローンを組んでいる方も多いと思いますし(実際私もそうです)、家族がいたらやっぱり住宅を持ちたいというのが日本人の心情だと思います。事実、東京では、持ち家比率が半分くらいなのに対して、NYのマンハッタンでは5人に1人程度だそうです。
これから住宅を購入される方がいらっしゃったら、本当に住宅ローンを組む必要があるかどうか、一度この本書を参考にして試算されることをお勧めします。頭金を使ってローンを組んで所有するよりも、その頭金を資産運用に回し、賃貸で暮らす方がプラスの可能性があるということは大変重要な考え方だと思います。
そして自分も含めた住宅ローンを抱えた世の中のお父様達。2~3年前のように景気が上向きで土地の価格も上昇していく時期とは違い、先行きの不透明感が漂っていると思います。きちんとした情報収集をして、その時点での最適な判断をしていきましょうね。
珍しく金融の話題に触れてみました。







